昨年から本日に至るまで何百冊と本を売ってきた僕が、どうしても捨てられない本があった。 機械学習の本である。 第3次AIブームが起こり、意識の高いサラリーマン界隈は 「機械学習こそがこれからを生きる我々に必要なスキルだ!」 と浮足立った。 機械学習を学習すれば、GoogleやFacebookなどの華やかなテック企業に転職できるに違いない...! そんな夢を見て、時にはお金を払って研修に参加したり、高額な本を買ってみたり、Kaggleで機械学習のコンペに参加してみたりもした。 中途半端に色々な本を読み、一通り試してみたが、どうも身に付いた気がしない。 本を読むだけでは実務での勘所が掴めず、何やら雲をつかむような感じで勉強していた。 数学が苦手なのも致命的であった。 「数学が苦手」と語るのは実に勇気がいることである。 「自分の頭が悪い」と宣言するようなものだからだ。 勝てない分野で闘わない 先日