1947年5月12日に発刊された「LIFE」誌を飾った一枚の写真に、アメリカ中が騒然となりました。 その写真とは、24歳で簿記家のイブリン・マクヘイルがニューヨークのエンパイア・ステート・ビルから投身自殺をした時のもの。 死後の彼女の姿のあまりの美しさに「史上最も美しい自殺」と称される前代未聞の事件になりました。 イブリン・マクヘイルの投身自殺 1947年4月30日午前10時40分ごろ、24歳で簿記家のイブリン・マクヘイルがエンパイア・ステート・ビルの屋上から飛び降り、下に駐車していた国連のクルマに激突して死亡しました。 たまたま近くを歩いていた写真家志望の学生ロバート・C・ワイルズは、彼女の体がクルマに衝突する大きな音を聞き、おもわず現場に走っていきました。 偶然カメラを持っていた彼は、事件によって渋滞したクルマの屋根によじ登りその姿をフィルムに収めました。彼女が地面に衝突して、わずか4
![史上最も有名で美しい自殺写真|尾登雄平(世界史ブロガー・ライター)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b37dcfb7c34e4a7bf2b3e2c383a577753838389a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F7615126%2Frectangle_large_type_2_a48156a2523ecdffdc49c582794c9844.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)