政府は2020年東京五輪・パラリンピックを見据えたホテル不足の解消策として、全国的に稼働率の低さが指摘されるラブホテルの一般ホテルへの改装を促進する方針だ。改装のための融資申し入れに積極的に対応するよう政府系金融機関へ通知した。「問題解決に向けた有効打になる」(観光庁幹部)と期待している。政府筋が14日、明らかにした。 日本中小ホテル旅館協同組合によると、全国に1万超あるラブホテルの平日の平均稼働率は約4割。そうした中、増加する訪日観光客を呼び込もうと、ラブホテルを一般ホテルにリニューアルする動きが出始めており、これを後押しする。