福島第一原発の事故後、食の安全に対する不安が広がっています。チェルノブイリ事故でも多くの土地が放射能で汚染されたベラルーシでの対策が注目を集めています。現地を取材した石川解説委員に聞きます。 Q:ベラルーシはチェルノブイリ原発の事故でどの程度の被害を受けたのですか。 A:ベラルーシはロシアとポーランドの間に挟まれた国で、チェルノブイリ原発の北に位置しています。事故後放射性物質を含んだ雲が襲い国土の23パーセントが今も汚染地帯となっています。私が取材した第2の都市ゴメリの周辺は東京電力福島第一原発周辺の警戒区域から計画的避難区域の汚染とほぼ同じ汚染の状況です。 Q:事故から25年経ちますが、ベラルーシでは食の安全確保にどのような態勢を取っているのですか。 A: ○食品に対する何段階にわたる検査体制。 ○食品に含まれる放射性物質の厳しい基準。 ○そして安全な食品を造るための生産者に対