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noteと考察に関するsugirkunのブックマーク (4)

  • なぜエヴァはパチンコになってもすり減らないのか|伊藤聡

    パチンコになって失われるものどうも賭博に興味がわかず、パチンコも未経験のままなのだが、世の中にはパチンコをきっかけに『エヴァンゲリオン』を知った人も多いらしい。膨大な額のロイヤリティ収入が見込まれるというパチンコのライセンスだが、パチンコメーカーに作品の使用許可を出すかどうかは、作者として非常に判断が難しいところではないだろうか。いくら金になるとはいえ、たとえば「CR 村上春樹」などというものが登場したとすれば完全にドッチラケで、今後彼が書く作品をこれまで通り読む気になれない。セルアウト感も出てしまうし、そのような展開を望む読者はいないのである。ひとたびパチンコ台になれば、直子がみっつ揃ったら大当たりの「ノルウェイの森リーチ」などの下世話な演出もされるはずで、作品は容赦なく消費され、心血を注いだ小説はギャンブルのための素材と化す。安易に手を出すと痛い目にあう可能性がある。 しかしどうしてか

    なぜエヴァはパチンコになってもすり減らないのか|伊藤聡
  • 「生ぬるい」対応の日本、なぜ欧米より死者が少ないか|GY

    私たち素人が新型コロナウイルスの感染状況を国毎に比較しようと考えた場合、検査方針や検査数の違いに左右される感染者数よりも、死者数で比較するのがもっとも簡便です。基礎疾患を持つ人の多さなど死者数に影響を及ぼす要因には様々なものがあり得ますが、COVID-19はワクチンも決定的な治療薬もないので、基的には死者の多い国ほど感染者も多いといえるでしょう。また死者数を比較する際に、人口や高齢化比率を考慮しない数字はあまり意味がありません。同じ感染状況なら人口が多い国ほど、高齢者の死亡率が顕著に高いCOVID-19では高齢者が多い国ほど、死者が多くなるのはあたりまえだからです(もっとも近時あきらかになった超過死亡の調査結果からすると欧米各国ではCOVID-19の死者数についてかなりのカウント漏れがあると思われます。)。 "新型コロナ死者、70歳以上が8割…感染者は若い世代多く" 読売新聞 2020年

    「生ぬるい」対応の日本、なぜ欧米より死者が少ないか|GY
  • 「歴史家達の闘い」についての雑感|雁琳の『晦暝手帖』

    最近、主に歴史学周辺で「知識がない人の自由な発想」の問題が大きな論議を引き起こしているようである。一躍ベストセラーとなった『応仁の乱』(中公新書、2016年)をはじめ、多くの専門的な啓蒙書を上梓している気鋭の日中世史研究者の呉座勇一氏(国際日文化研究センター助教)は、百田尚樹氏や井沢元彦氏、或いは久野潤氏や八幡和郎氏といった、歴史学者ではないが歴史についての通俗書を執筆している著述家達と日夜論争を繰り広げている。「戦う歴史学者」と呼ばれる呉座氏は、妥協なく徹底的に、非学問的な議論を斥けている。その論戦に、一躍ベストセラーとなった『観応の擾乱』(中公新書、2017年)を著した日中世史研究者の亀田俊和氏(国立台湾大学助教授)なども参加し、戦線は拡大の一途を辿っているようである。 それは一言で言えば、史料を厳密に読解することで最も確実であると思われる事実を精査することを自らの任とする専門の

    「歴史家達の闘い」についての雑感|雁琳の『晦暝手帖』
  • 何を言うか、独裁を目論む男が何を言うか!|菰田将司

    ガンダムって、演説が多いですよね(断定)。 安彦良和さんが大学でイロイロしていて、親から「演説語りになってしまった」と嘆かれたという話がありますが、おそらくあの世代にとって、人に意見を聴かせる手段として「演説」というのはポピュラーな手段だったし、弁論術に長けている人が意見を通せる時代だった、のではないでしょうか。 以前、一流大学の弁論部は以前は政治家の培養地でした。今でこそマイナーになってしまったけれども、60年代70年代の大学弁論部といえば、今で言うところの意識高い系の巣窟だった。弁論つまりディベートには広汎な知識が必要だし、それを機に応じて用いる知恵や能力も必要だった。それに声量・声音、動作や表情までも効果的に使わねばならない弁論部は、学生のスターだった。 現在でも欧米ではディベート術は社会で評価されるスキルとして確立しているし、アメリカ大統領なども演説の巧さで評価が別れたりするわけで

    何を言うか、独裁を目論む男が何を言うか!|菰田将司
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