知ってますか！？ よく自然が少ないといわれる大阪ですが、都市部を取り囲むように「明治の森箕面国定公園」「金剛生駒紀泉国定公園」という２つの国定公園があります。 また、府民の森として大阪の東の端に位置する金剛生駒紀泉国定公園の主要な地点に府政１００周年記念事業として大阪府が整備しました。府民の森は9つの園地に分かれ全体面積は５５６ｈａ、甲子園球場の約１３８倍の広さがあります。 都市部からのアクセスも良く、スポーツ、レクリエーションの施設整備も進み利用者も増えています。 今回はその中の一つ、むろいけ園地へ行ってみました。 ハイキングコースが内回りと外回りの２コースが整備され、どちらも１時間ほどで回れます。もし、なれれば、他の園地と合わせたりと幅を広げることも可能です。 生駒山に面している為、比較的なだらかなコースですので、散歩、ハイキング、山野草めぐりに最適です。 また、低山マニアの私にはうっ

里山の植物ハンドブック―身近な野草と樹木 最近、何かと注目される里山。 子供のころ、野山を駆け巡り、蓮華の首飾りを作ったり、大人も子供も自然を満喫しました。その里山の魅力でもある植物を紹介してくれるのが、今日の一冊です。 本書は、里山で見られる野草約280種、樹木約120種の約400種を春夏秋冬の4章に分け生育環境別に紹介しています。 著者は、東京大学大学院博士課程修了、理学博士。現在、立教大学・東京農工大学・国際基督教大学非常勤講師。専門は植物生態学。主な研究テーマは、植物の生存・繁殖戦略、および虫や動物との相互関係の多田多恵子氏。 里山の植物をただ紹介するだけじゃなくて、それぞれの植物がどんなバックグラウンドのもとに生きているのか、歴史軸をからめて解説しているので、愛好家には眺めるだけでも飽きない一冊です。 これ一冊あれば里山に出かけても困らないほどの濃い内容です。 さあ、この本をポケ

光合成とはなにか―生命システムを支える力 (ブルーバックス) 光合成とは！？ 二酸化炭素を有機物に固定し水を分解して酸素を発生する反応です。 この理屈を知りたい方はぜひ、本書をお読みください。 誰もが知っている光合成。 実はまだ多くのことが解明されていません。本書ではその光合成について丁寧に解説し、謎に迫ります。また、いざ光合成について調べてみようと思っても意外に光合成について書かれた本は少ない。そして高価な本が多い。本書は、コストパフォーマンスも優れています(笑) 私が本書を手に取ってみた理由は、最近つくづく思うのですが、もしや人間は光合成以上の活動をすると人間に害を与えるのではないでしょうか？！ 植物は光合成を行い、私たちに糧を与えてくれます。それは食料として、燃料として。化石燃料にしても太古の動植物の化石です。太陽の恵みを受けすくすくと育った植物の恩恵を受け文明の発展を左右します。今

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昨年末にオープンし、ライフスタイルを提案する新エリア「代官山蔦屋書店」へ行ってみました。最寄りの駅は『代官山駅』ですが、『恵比寿駅』から徒歩でてくてく。約10分ほどで噂の「蔦屋書店」が見えてきます。 「代官山 蔦屋書店」は、「TSUTAYA」やTカードの運営をするカルチュア・コンビニエンス・クラブが手がける新しいコミュニケーション空間。代官山プロジェクトと題して、緑豊かな敷地に従来のイメージを覆す「TSUTAYA」と、生活文化を提案するテナント群を揃えて、「大人の文化」を楽しめる施設となっています。特に緑豊かなロケーションと本好きの私にとっては興味津々です。 3棟からなる「蔦屋書店」は、都会の中でも低層の建物でゆったりとした創りになっています。約15万冊に及ぶ書籍・雑誌、約13万枚のレンタルCD、約8万タイトルの映画と膨大な量を集積。加えて「STARBUCKS（スターバックス）」や貴重なア

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大人が楽しむアサガオBOOK 子供のころ自由研究などでアサガオを育てた経験がありませんか？ 本書は、そんな夏の風物詩でもあるアサガオを大人が楽しめるよう栽培方法を紹介してくれる一冊です。 懐かしさと夏の訪れを知らせてくれるアサガオ。 日本の花というイメージが強いですが、もとは奈良時代末期に中国から渡来したとされます。 その後は、日本人に愛されて、『枕草子』や『源氏物語』にも登場します。 そんなアサガオも最近は緑のカーテンに使われ、自然のエアコンとして見直されています。 本書は、緑のカーテンはもちろん、純和風なアサガオの育て方、アサガオでの寄せ植えなどシックでキュートなアサガオの育て方を提案してくれます。 写真解説も充実しており、巻末には質問コーナーも設けているので非常にわかりやすいです。 節電、猛暑が叫ばれる夏、ちょっとおしゃれなアサガオで涼んでみてはいかがでしょうか？ 大人が楽しむアサガ

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庭園さんぽ　日本の庭 日本庭園のガイド本は数あれど、西洋庭園のガイドブックはまだ少ない。 本書は、西洋庭園をテーマにまとめられた四季の花と緑、自然とアートを楽しむ旅しめる貴重な一冊です。 内容は、自然を感じる、スタイルを楽しむ、アートを楽しむ、洋館を楽しむ、の４つの項目ごとに全国の庭園50件以上を掲載。美しい写真と、西洋庭園を楽しむための基礎資料も満載。パラパラ、ページをめくるだけでも楽しくなります。 特に近年、ガーデニングブーム以降の庭園も多く、外のガイドブックではまとめ切れていない場所も掲載されています。また、西洋庭園だけに薔薇のきれいな庭園が多いのも特徴です。 私は、まだまだ外にもいい庭園はあると思うのですが、今までのガイドブックは制覇した、日本庭園より西洋庭園の方が好きという方は必見です。 ぜひ、手にとってみてください。 庭園さんぽ　日本の庭 -------------- お仕事の

さみしさサヨナラ会議 さみしさは誰もが持っている。 心が満たされず、物足りない気持ちを持ち、孤独感にさいなまれる。 本書は、そのさみしさとどのように付き合うか、克服するかを追求する。 内容は、僧侶でベストセラー『考えない練習』の小池龍之介と人気評論家宮崎哲弥が語り合う対談方式。おかげで、難しい仏教の教えも解り易く解説されています。 特に宮崎氏が分析する現代はネット社会によりサービスが向上したが、家族やコミュニティーが空洞化し、人々の孤独、さみしさが際立つと説く。小池氏は世の中をそのさみしさを食い物にすると。 この対談部分だけでも必見です。 これからの世の中の流れを見通して、その対処方法のヒントが詰まっています。 また、仏教ベースの哲学的宗教的、心理学的な根源問題にふれますが、恋愛の話など身近な問題にも触れ、読み応え十分です。 なにより、たいへん難しい内容にも関わらず、このお二人の対談に引き

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