羽生善治竜王に広瀬章人八段が挑戦する第31期竜王戦七番勝負の第7局が、12月20・21日(木・金)に山口県下関市「春帆楼」で行われ、広瀬八段が羽生竜王を167手で破り、4勝3敗でタイトル奪取を決めました。広瀬八段にとって、8年ぶりのタイトル獲得です。 広瀬八段の竜王戦通算成績は49勝24敗(0.671)、1組在籍1期目で優勝を果たし決勝トーナメント初出場、初の竜王獲得となりました。 広瀬章人新竜王 終局後の会見 ──竜王位は初めての獲得ですが、竜王奪取の感想を教えてください。 連敗スタートになり、羽生さんの指し回しに対応できないまま、ずるずる行ってしまう可能性もあるかなと思っていました。3戦目、4戦目を逆転勝ちして星を五分に戻せたのが、復調できるきっかけになったと思います。報道陣の方も増え、このシリーズの注目度の高さを改めて感じました。最後にいい結果になり、嬉しいです。 ──羽生前竜王との