今回は、学習済みモデルなどを使わず独自に簡単な分類モデルを構築して学習させ、食べ物の種類を見分けるアプリケーションを作ってみましょう。 1.はじめに 第14回では、Inception-v3のモデルを利用して、転移学習によって花の種類を見分けるアプリケーションを作りました。今回は、Inception-v3のようなモデルを使わずにゼロから分類モデルを構築し、学習させてみます。 Inception-v3は非常に汎用的なモデルで、転移学習を利用すれば任意の独自データに対する画像分類も手軽に実現することができます。しかし分類タスクの対象データによっては、わざわざInception-v3などの既存モデルを利用しなくても、自分で分類モデルを作った方がより軽量のモデルで分類を実現できることもあります。 今回はTensorFlowによる分類モデルを自作して学習させ、それを使って第14回のような画像分類のアプ