原子力安全委員会は1978年に原子力の安全体制を充実させるためできた、 専門家集団です。 現在の、原子力行政は、経済産業省原子力安全・保安院、文部科学省と共に、 原子力安全委員会が関わっています。 経産省、文科省には、原子力に関わる審議会があり、 所謂「専門家」と呼ばれる人たちで構成されています。 既に、専門家の集まりがあるにも関わらず、 なぜ、もう一つの専門家集団が必要かと言えば、 行政から独立した中立的な立場で原子力行政をチェックする、 という意味合いを持っています。 原子力安全委員会だけでなく、食品の安全について政府に意見を言うための 「食品安全委員会」というものもあります。 果たして、このような委員会は必要なのでしょうか。 本来の目的である「行政と一線を画し中立的な立場での専門家」 というのは必要な事です。 しかし、現実はといえば以下のような状態です。 原子力安全委員会。定例会議は