【AFP=時事】新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞への侵入を阻止できる抗体を、オランダの研究チームが実験室内での試験で同定した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療法開発に役立つ可能性のある研究成果だという。 【図解】 ニュース ライフ 新型コロナウイルス感染症「COVID-19」 新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(6日午前4時時点) 死者25.4万人に 4日の英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された論文によると、新型コロナウイルスを中和したこの抗体は「COVID-19の予防や治療に向けた可能性をもたらす」という。動物実験や臨床試験はまだ実施されていない。 オランダのユトレヒト大学(Utrecht University)とエラスムス医学センター(EMC)の研究チームは、コロナウイルスが細胞に侵入するために用いるスパイクタンパク質を精製したものを、「