精神的虐待をしながら、子どもを弱らせたところをケアするタイプの親がいます。 わたしの母はそういう人でした。 弱らせて、ケアする。 虐待しながら、そこで傷ついた部分をケアする、というタイプの虐待は、逃れることが難しいのです。 親を優しいと信じたくなるからです。そうすると、子どもは親が優しいと信じて、逃れられなくなる。違和感をねじ伏せて、おかしいのは親ではなく、自分自身だと思う。 異常な環境に合わせすぎると、心が壊れてしまう。 傷つける母と、優しい母の二面性に、混乱し、適応障害が起こります。 まるで、母が二人いるような状況で、どういう風になれば、彼女が豹変するか、読めません。 それは、人間不信を招きました。 母はカウンセラーになり、人を援助する職業に就きました。 虐待しながらケアするタイプの親は、自分の中の問題に向き合わず、人をケアする仕事を選ぶ場合があります。 弱った人をケアすると、生きてい