すでに締め切りを過ぎてしまった長期計画にこれから手をつけようというのに、本を読んでいる場合でしょうか? 当然そうではありません。しかしすでに締め切りを過ぎてしまった長期計画に手をつけるというほど、やりきれないことはありません。 合理的に考えるなら「とにかく手をつけて、関係者に謝罪し、何とか受け入れてもらう」といったあたりがベストです。しかしこの見通しはあまりに暗く、人はそんなに合理的ではありません。ここで合理的に行動できるくらいならば、そもそもこのような自体になってはいないでしょう。 私たちは何にエネルギーを使っているのだろう? ここで紹介したい本は、この本です。 このような話はけっこうあります。こうした本を忌避する人の気持ちもわかります。でも人はおよそ本を読むとなると、構えすぎると思います。予備校のパンフレットでも読むつもりで読めば、そんなにシリアスにならないでしょう。 この本の出だしは