どうも、rintaroです。 村上春樹の音楽評論集、「意味がなければスイングはない」(2005年)を読んだ。 ピックアップされていた曲やアルバムでApple Musicのプレイリストをつくったので、本の雰囲気は伝わると思う。 ジャズもクラシックもロックもフォークも流れるのでリストとしてはデコボコしすぎているけど、村上春樹が「スイングがある」とする音楽には通底するものがある。 どんな音楽にも通じるグルーヴ、あるいはうねりのようなもの と、書かれているのだけどそれを生むのは以下のようなものだと思う。 「この音楽を通して、自分はどうしてもこういうことが言いたいのだ」という切迫した魂の欲求みたいなもの その魂のバックグラウンドを何も知らない私みたいな読者でも、客観的な事実を辿って音楽のアトモスフィアを感じられるように書かれているのだから、良い本だ。 内容については(村上春樹が望んだとおり)、これだ