2019年2月10日に中央アルプス(仙涯嶺)において、 西田由香里さんが滑落後に死亡したという報道がありました。 西田さんは、大会史上最も厳しい環境であったTJAR2014に出場し、女性として歴代3人目に完走した選手でした。 西田さんは、TJARの選手である以前に山を愛し、山が大好きな人でした。 登山や山スキーの経験も豊富でした。 しかし今回の訃報に際し、やるせない気持ちになると共に、山に対する「畏れ」を改めて感じざるを得ませんでした。 どれだけ経験があり、体力がある登山者でも、自然の猛威の前では無力です。 今回の事故がどの様状況であったのか定かではありませんが、同日に複数人の事故があったことを考えると、相当な状況であったことが推察されます。 山の経験者は、事前に天候の変化も予測します。 それに基づき、行動計画を立てます。 しかし、それを超える事態は起こるのです。 急激な天候の変化かも知れ