たいへんヤバい本を入手してしまった。日本人にとっては馴染みが極めて薄いであろう社会主義時代のルーマニアとモルドバにおける、モダニズム建築の写真集「Socialist Modernism in Romania and the Republic of Moldova」とガイドブック「Socialist Modernist Architecture in Romania and the Republic of Moldova」だ。たぶんルーマニア語と、英語の2カ国語表記。 ここには、ある地域のある時代におけるユートピアがみっちり詰まっている。油断するとニヤニヤと眺め続けてしまう魅力に溢れているのだ。化粧箱の表面にタイル状に並べられたファサードのディテール、写真集におけるブルータル感に満ちた豪快建築、ガイドブックにおけるカテゴリーごとに差し込まれた味わい深い手書き地図、写真にちょいちょいにじみ出て
![ヤバい建築の本 - はちまドボク](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1d4c93a6e3a35149e8755472d23e045d96e454a1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fh%2Fhachim%2F20190208%2F20190208191858.jpg)