ブックマーク / gigazine.net (18)

  • 大西洋の海洋循環が早ければ2025年にも崩壊し全世界の気候に多大な悪影響を及ぼす可能性が研究で示唆される

    海洋の循環は地球の気候に大きな影響を及ぼしていると同時に、地球温暖化の影響を受けて変動していることが指摘されています。デンマーク・コペンハーゲン大学の研究チームが発表した新たな論文では、熱帯の温かい海水を北に、北部の冷たい海水を南に送ることで北半球の気候に大きな影響を及ぼす「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」が、早ければ2025年にも崩壊してしまう可能性が示唆されました。 Warning of a forthcoming collapse of the Atlantic meridional overturning circulation | Nature Communications https://doi.org/10.1038/s41467-023-39810-w Gulf Stream current could collapse in 2025, plunging Earth in

    大西洋の海洋循環が早ければ2025年にも崩壊し全世界の気候に多大な悪影響を及ぼす可能性が研究で示唆される
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    sumahox 2023/07/26
  • 実験室で育てる「培養肉」は本物の牛肉の最大25倍も環境に悪いことが判明、安価かつ低エネルギーで培養する技術に課題

    畜産業や肉の生産工程は気候変動に大きな影響を与えているとされており、肉を培養肉や合成肉に切り替えることで二酸化炭素排出量を80%削減できるとの試算結果も報告されています。ところが、アメリカ・カリフォルニア大学の調査により、少なくとも現行の培養技術で生産し続けた場合の培養肉は、店に並ぶ牛肉より桁外れに多くの二酸化炭素を発生させてしまうことがわかりました。 Environmental impacts of cultured meat: A cradle-to-gate life cycle assessment | bioRxiv https://doi.org/10.1101/2023.04.21.537778 Lab-Grown Meat Potentially Worse For The Climate Than Beef | UC Davis https://www.ucdavis.

    実験室で育てる「培養肉」は本物の牛肉の最大25倍も環境に悪いことが判明、安価かつ低エネルギーで培養する技術に課題
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    sumahox 2023/07/16
  • 奇妙な新型コロナウイルスの変異に2年間感染し続けている何者かが存在するとして研究者がデータを公開

    ウイルス研究者が「オハイオ州中部在住の何者かが少なくとも2年間にわたって特殊な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の変異に感染している」というデータを公開しました。研究者によると、公衆衛生への脅威はないものの、この症例が長期にわたるCOVID-19(ロングCOVID)の治療に必要な答えをもたらしてくれる可能性があるとのことです。 Who in Ohio has had COVID-19 for years? The search is on https://www.nbc4i.com/news/local-news/columbus/mysterious-covid-strain-found-in-central-ohio/ ミズーリ大学医学部の微生物学教授であり、分子ウイルス学者でもあるマーク・ジョンソン氏は、キャリアの多くをヒト免疫不全ウイルス(HIV)研究に費やしてきたという

    奇妙な新型コロナウイルスの変異に2年間感染し続けている何者かが存在するとして研究者がデータを公開
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    sumahox 2023/06/08
  • 落雷でこれまで地球上で存在が確認されていない新物質が生成されたとの報告

    雷は比較的身近な自然現象ですが、大規模な放電で発生した高エネルギーにより反物質が生成されることが判明するなど、まだまだ科学的な発見の尽きない現象でもあります。新しく、木に落雷した跡地で見つかった閃電岩(フルグライト)という鉱物の中から、宇宙の物質と地球上の鉱物の間にあるギャップを埋めるまったく新しい鉱物グループが見つかった可能性があるとの論文が発表されました。 Routes to reduction of phosphate by high-energy events | Communications Earth & Environment https://doi.org/10.1038/s43247-023-00736-2 USF geoscientist discovers new phosphorus material after New Port Richey lightning

    落雷でこれまで地球上で存在が確認されていない新物質が生成されたとの報告
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    sumahox 2023/05/14
  • 抗生物質ではない「抗菌ペプチド」でも薬物耐性菌を発生させてしまうとの指摘

    抗生物質の多用は「抗生物質に耐性のある菌」の進化を促進させることが知られています。抗生物質とは異なる仕組みで殺菌作用を発揮する抗菌ペプチドは耐性菌の発生を抑えられる殺菌手法として注目されているのですが、新たにオックスフォード大学の研究チームによって畜産業における抗菌ペプチドの使用により耐性菌の進化が促進される可能性が示されました。 The evolution of colistin resistance increases bacterial resistance to host antimicrobial peptides and virulence | eLife https://doi.org/10.7554/eLife.84395 Antimicrobial use in agriculture can breed bacteria resistant to first-line

    抗生物質ではない「抗菌ペプチド」でも薬物耐性菌を発生させてしまうとの指摘
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    sumahox 2023/05/06
  • ついに関節リウマチの犯人である「新種の細菌」が見つかる

    関節リウマチは、世界中の何百万人もの人々を苦しめているとされている炎症性の自己免疫疾患です。来は肉体を守ってくれるはずの免疫が、関節組織を異物として攻撃してしまうこの病気の最終的な原因は不明ですが、その発症や進行には、人間の腸内に住む細菌が関与している可能性があることが突き止められました。 Clonal IgA and IgG autoantibodies from individuals at risk for rheumatoid arthritis identify an arthritogenic strain of Subdoligranulum - PubMed https://doi.org/10.1126/scitranslmed.abn5166 Newly Discovered Species of Gut Bacteria May Cause Some Cases o

    ついに関節リウマチの犯人である「新種の細菌」が見つかる
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    sumahox 2023/05/02
  • 人間の脳内思考をインプラント不要で文章出力できるAIが開発される

    テキサス大学オースティン校の研究チームが、脳を非侵襲的な方法でスキャンして思考を言語化できるAIシステムを開発しました。実験では脳のスキャンにMRIが用いられましたが、MRIより小さなデバイスでも思考の言語化が可能である可能性が示されています。 Semantic reconstruction of continuous language from non-invasive brain recordings | Nature Neuroscience https://doi.org/10.1038/s41593-023-01304-9 Brain Activity Decoder Can Reveal Stories in People’s Minds | College of Natural Sciences https://cns.utexas.edu/news/podcast/brai

    人間の脳内思考をインプラント不要で文章出力できるAIが開発される
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    sumahox 2023/05/02
  • ワクチンを接種すると新型コロナ後に心臓発作や脳卒中を起こす可能性が41%も減少するとの研究結果

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症すると、心臓発作や脳卒中などの心血管系の病気を引き起こす長期的なリスクが高まることが知られています。しかし、新たに発表された研究によると、ワクチンの接種を受けた人はそのリスクが低下することが指摘されています。 Impact of Vaccination on Major Adverse Cardiovascular Events in Patients With COVID-19 Infection | Journal of the American College of Cardiology https://doi.org/10.1016/j.jacc.2022.12.006 ニューヨークのアイカーン医科大学マウントサイナイ校の研究者が主導したこの研究では、2020年3月から2022年2月の間に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に

    ワクチンを接種すると新型コロナ後に心臓発作や脳卒中を起こす可能性が41%も減少するとの研究結果
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    sumahox 2023/02/22
    学の無い私には、数字が大げさに感じてしまい半信半疑になりそうです。論文はきちんと査読済みだった、という事になるように祈りたいです。
  • ダークエネルギーの源が「ブラックホール」である可能性を示す最初の糸口が見つかる

    宇宙空間に存在するとされる「ダークエネルギー」については、星や銀河の観測から存在が推測されているものの、それが何であり、どこから来るのかは分かっていません。新たな研究により、宇宙の大部分を構成する謎のエネルギーは「ブラックホール」が説明してくれる可能性があることが分かりました。 A Preferential Growth Channel for Supermassive Black Holes in Elliptical Galaxies at z ≲ 2 - IOPscience https://doi.org/10.3847/1538-4357/acac2e Observational Evidence for Cosmological Coupling of Black Holes and its Implications for an Astrophysical Source of

    ダークエネルギーの源が「ブラックホール」である可能性を示す最初の糸口が見つかる
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    sumahox 2023/02/16
  • 「抗うつ薬」が薬剤耐性菌を生み出してしまう危険性があることが実験で示される

    けがや感染症など、抗生物質は細菌を殺して病気を予防するのに広く使われていますが、乱用や不適切な服用により抗生物質が効かない「薬剤耐性菌」が発生してしまうことが問題となっています。さらに、抗うつ薬のような抗生物質以外の薬でも、細菌が薬物耐性を獲得してしまうおそれがあることが新しい研究により発見されました。 How antidepressants help bacteria resist antibiotics https://doi.org/10.1038/d41586-023-00186-y 薬剤耐性菌は2019年だけで120万人の命を奪っていることが分かっているほか、犠牲者は今後さらに増えると予測されており、抗生物質が効かない薬剤耐性菌は世界的な脅威となりつつあります。一方、抗うつ薬は医薬品市場でのシェア率が4.8%と抗生物質の5%に匹敵し、アメリカだけで年間1万6850kgも消費される

    「抗うつ薬」が薬剤耐性菌を生み出してしまう危険性があることが実験で示される
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    sumahox 2023/01/27
  • 新型コロナは感染後に脳組織で増殖し最大230日間も体内に残り続けるという研究結果が発表される

    新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の人体組織における組織向性・複製能力・持続性などを調査した論文が、2022年12月14日に科学ジャーナルのNatureに掲載されました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は主に呼吸器系において障害を引き起こすことが明らかになっていますが、呼吸器系以外の組織でもSARS-CoV-2が増殖していることが明らかになっています。 SARS-CoV-2 infection and persistence in the human body and brain at autopsy | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-022-05542-y Study shows SARS-CoV-2 infection, replication and persistence in human brain

    新型コロナは感染後に脳組織で増殖し最大230日間も体内に残り続けるという研究結果が発表される
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    sumahox 2022/12/19
  • 中年になってからの5時間睡眠は慢性疾患をいくつも抱えるリスクを爆増させる

    6時間未満の短い睡眠習慣が健康によくないことはよく知られていますが、仕事趣味に時間を取られるとつい睡眠が削られてしまうこともあります。50~70歳の人々の睡眠時間と慢性疾患のリスクを長年にわたって追跡した研究により、睡眠時間が5時間を切ると2つ以上の慢性疾患を同時に発症する危険性が大きく上昇してしまうことが突き止められました。 Association of sleep duration at age 50, 60, and 70 years with risk of multimorbidity in the UK: 25-year follow-up of the Whitehall II cohort study | PLOS Medicine https://doi.org/10.1371/journal.pmed.1004109 Five hours' sleep a night

    中年になってからの5時間睡眠は慢性疾患をいくつも抱えるリスクを爆増させる
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    sumahox 2022/10/23
  • 中高年が見る「悪夢」は認知症のサインかもしれない

    誰だって寝ている時に悪夢を見てうなされたり、嫌な汗をかいて飛び起きたりしたくはないものです。イギリス・バーミンガム大学の研究者が発表した研究結果によると、中年期に悪夢を頻繁に見る人は認知症を発症するリスクが高いことがわかりました。 Distressing dreams, cognitive decline, and risk of dementia: A prospective study of three population-based cohorts - eClinicalMedicine https://doi.org/10.1016/j.eclinm.2022.101640 Bad dreams in middle age could be sign of dementia risk, study suggests | Dementia | The Guardian https:

    中高年が見る「悪夢」は認知症のサインかもしれない
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    sumahox 2022/10/08
  • 急速なLED照明の普及で「人間と動物に害が及ぶ危険性がある」と研究者が警告

    人間は夜間も道路や建物を明るく保つためにさまざまな場所へ照明を設置しており、過剰な光による生態系の混乱や天体観測への悪影響が「光害」として注目を集めています。人工的な光の量については調査が進められる一方で、「人間が増やしている光の種類」の変化についてはそれほど着目されてこなかったとのことで、イギリス・エクセター大学の研究チームが「夜間照明技術の種類の変化」について調べた論文が発表されました。 Environmental risks from artificial nighttime lighting widespread and increasing across Europe | Science Advances https://doi.org/10.1126/sciadv.abl6891 Conversion to LED lighting brings new kind of lig

    急速なLED照明の普及で「人間と動物に害が及ぶ危険性がある」と研究者が警告
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    sumahox 2022/09/16
  • ネコに潜む寄生虫が男性の精神障害に関連しているという研究結果

    ネコに寄生するトキソプラズマという寄生虫は、人間に感染するとトキソプラズマ症を引き起こすことが知られているほか、「ネズミや人間の性格や行動を変えてしまう」ことも指摘されています。そんなトキソプラズマが、「男性の精神障害」に関連しているとの研究結果が報告されました。 Conditional associations between childhood cat ownership and psychotic experiences in adulthood: A retrospective study - ScienceDirect https://doi.org/10.1016/j.jpsychires.2022.01.058 Annoying Cat Parasite Has Again Been Linked to Psychotic Episodes, But Only in Men

    ネコに潜む寄生虫が男性の精神障害に関連しているという研究結果
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    sumahox 2022/04/26
  • スマホで読書すると読解力が落ちることが日本の研究によって示される

    近年では電子書籍の普及によって紙の書籍と同時に電子書籍版も発売されることが多くなりました。電子書籍は専用端末やスマートフォンさえあれば大量の蔵書を簡単に持ち運べる非常に魅力的な存在ですが、新たに昭和大学の研究チームが「スマートフォンで読書すると読解力が落ちる」という研究結果を発表しました。 Reading on a smartphone affects sigh generation, brain activity, and comprehension | Scientific Reports https://doi.org/10.1038/s41598-022-05605-0 研究チームは、34人の被験者に対して「ノルウェイの森」(書籍A)と「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(書籍B)を紙の書籍とスマートフォン上の電子書籍のいずれかの形式で読ませ、内容に関する複数の質問に回答さ

    スマホで読書すると読解力が落ちることが日本の研究によって示される
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    sumahox 2022/02/04
  • 包装容器に使われる化学物質が理由で年間10万人がアメリカで死んでいる

    プラスチックを柔かくする働きがあるフタル酸エステルは、品パッケージ、おもちゃ、ビニールフロア、接着剤、洗剤、潤滑油、ヘアスプレーなど幅広いものに一般的に使われる物質です。しかし、フタル酸エステルは生体にホルモン作用をおこしたり、逆にホルモン作用を阻害する可能性が指摘されており、近年はアメリカやカナダで使用規制の動きが強まっています。そんなフタル酸エステルと、心臓病による死亡の関係が、新たに研究で示されました。 Phthalates and attributable mortality: A population-based longitudinal cohort study and cost analysis - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0269749121016031 Ch

    包装容器に使われる化学物質が理由で年間10万人がアメリカで死んでいる
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    sumahox 2021/11/08
  • 新型コロナ生存者は6カ月以内の死亡リスクが60%上昇するという研究結果

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は「死亡率がおよそ2%」と判明している病気です。しかし、8万7000人以上の被験者を対象とした新たな調査によって、COVID-19の生存者ですら6カ月以内の死亡リスクが約60%増加することが明らかになりました。 High-dimensional characterization of post-acute sequalae of COVID-19 | Nature https://www.nature.com/articles/s41586-021-03553-9 COVID-19 survivors, even those who weren't very sick, have a 50% greater risk of death https://www.zmescience.com/medicine/covid-19-survivors-e

    新型コロナ生存者は6カ月以内の死亡リスクが60%上昇するという研究結果
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    sumahox 2021/05/17
    後から別の研究結果が出て来て、もっと死亡リスクが低いかもしれないという展開になってくれたらいいな、と思ってしまいました。
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