カリフォルニア大学デービス校で電気・コンピューター工学を専門とし、クリーンテクノロジーを研究するジェレミー・マンデー（Jeremy Munday）教授によると、パデュー大学が開発したような塗料で地球表面の1％から2％を覆った場合、宇宙空間に跳ね返される光の量が増える分、地球に吸収される熱量を減らすことができる。それは地球の気温を安定させるのに十分なほどだという。つまり、気候変動の解決に大いに役立つ可能性があるということだ。さらにマンデーは、宇宙空間に跳ね返される光の量は、宇宙に害を与えるほどのものではないとし、｢コップ1杯の水を海に注ぐようなものだ｣とニューヨーク・タイムズに語った。 しかし、地球表面の1％から2％とは、どれほどの大きさなのだろうか。地球の総表面積は約5億1000万平方km（そのほとんどは水）なので、およそ510万平方kmから1020万平方kmの広さとなる。ちなみにアメリカ