【ホッと一息@北海道】 車を走らせていると、タイヤの下から聞き覚えのある名曲が…。そんな音楽を奏でる道路、メロディーロードが進化を遂げている。この技術を開発した標津町(しべつちょう)の篠田興業では、今度はしゃべる道路を完成。3月にはメロディーロードの特許も取得したが、「これだけに頼っていてはだめ」と、さらなる異分野の研究に力を注いでいる。(札幌支局 藤井克郎) [フォト]メロディーを決める道路の溝 知床半島の付け根、根室海峡に面した標津町は、郊外に出れば牧草地帯が連なるのどかな風景が広がっていた。そんな中を車で走っていると、「カーブです」と大きく書かれた看板が目に飛び込んでくる。と、間髪を入れずにタイヤが溝の上を通過。摩擦で何やら音が聞こえるが、これって本当に「カーブです」って言ってる? 「いきなりだと、何を言っているかわからないと思いますよ。カクテルパーティー効果といって、パーテ