スズメバチ駆除を依頼した業者の過失により、自宅が炎上・焼失したとして、京都府の夫婦らが大阪市の駆除業者「ハチオブミッション8」の当時の作業員2人と運営会社に損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁(森田浩美裁判長)が同社に約4700万円の支払いを命じる判決を言い渡していたことが5日、分かった。作業員2人とは判決前に和解が成立した。 昨年12月の判決によると、業者側は大阪地裁で開かれたすべての口頭弁論に出頭せず、森田裁判長は「事実を争ったものと認められない」として原告側の請求を認めた。 作業員2人との和解では、それぞれが和解金1千万円の支払い義務があることを認め、平成33年秋までに1人当たり150万円を支払えば、残りの債務を免除するとされた。 訴状によると、夫婦らは平成26年10月、自宅にできたスズメバチの巣の駆除をハチオブミッション8に依頼した。派遣された作業員2人は屋内に薬剤のスプレーを散