【AFP=時事】スペインの巨匠画家、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)の娘だと名乗っていた女性の申し立てをめぐり、首都マドリード(Madrid)の裁判所が、女性側の主張を退け、DNA鑑定のために行ったダリの遺体掘り起こし作業の費用を支払うよう命じていたことが16日、明らかになった。 【写真】ダリ劇場美術館で行われた、DNA鑑定のための遺骨掘り起こし作業 申し立てを行っていたのは霊媒師として生計を立ててきたピラル・アベル(Pilar Abel)さん(61)。アベルさんは、母親は1989年に84歳で死去したダリとひそかに親密な関係にあったと主張していたが、裁判所によると、7月に遺体を掘り起こして行ったDNA鑑定の結果、アベルさんとダリとの間に親子関係はないことが証明された。この結果を受けて裁判所はアベルさんに遺体掘り起こし費用の支払いを命じたが、金額は明らかにしていない。 ダリの