ブラジル、アマゾンのポルトベーリョ市近郊で消火活動を行う消防士。(PHOTOGRAPH BY ERALDO PERES, AP IMAGES) アマゾン南部では、何千件もの火災がいまも延焼中だ。黒いばい煙がもくもくと吐き出され、汚れた空気が風下の住民にしつこくつきまとっている。森林火災は野生生物を傷つけ、地球に残された最も大切な炭素貯蔵庫の一部を破壊している。 ブラジル国立宇宙研究所(INPE)の最新の公式データによると、ブラジルのアマゾン地域で2019年に発生した火災は約7万6000件にものぼり、昨年同期に比べ、80%以上も増加している。その後、科学者が衛星画像で火災の範囲と勢いを調べたところ、もっと多くの火災が確認された。今後数カ月は乾期がいっそう厳しくなり、火事はさらに増えると予想されている。(参考記事:「「アマゾンは地球の酸素の20%を生産」は誤り」) 「現在発生している火災の原因
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