1986年4月、チェルノブイリ原子力発電所が爆発した。その2年後、避難民のために森林地帯を切り開いて作られたのが、現場から約50キロ東にあるニュータウン、Slavutych(スラブチッチ)。いまでもおよそ2万5,000人が住む町だ。 “チェルノブイリが生んだ町”で暮らす人々のなかには、現在でもチェルノブイリ原発での除染作業や、来年完成予定の事故機を覆う巨大なアーチの建設などに携わる者もいる。 そしてその多くは若者。主要産業もなくチェルノブイリがもたらす雇用に大きく頼る“未来の可能性のない町”で彼らは、まだ生まれてもいなかった親世代に起こった過去の惨事をいま清算しようとしている。 そんな若者の姿を3年間にわたりカメラに収めたのがスイス人写真家のNiels Ackermann(ニールズ・アッカーマン)。この度、写真集『L’Ange Blanc. White Angel(白い天使)』を出版した写
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