米空軍の機密情報漏えい事件の裁判で、容疑者から押収したハードディスクに保存されていたTrueCryptの隠しボリュームをFBIが復号したと、米軍の諜報活動対策専門家が証言したそうだ(The Registerの記事、 Sun Sentinelの記事)。 容疑者は機密文書へのアクセスを認められた米空軍のシステム管理者。ホンジュラスの空軍基地でWindows 7のインストール作業をしていた際、中東関連の機密文書などをコピーして持ち出したという。容疑者は逮捕・起訴され、7月30日にフロリダの連邦地裁で有罪判決を受けている。 この諜報活動対策専門家によると、TrueCryptの隠しボリュームは30桁の複雑なパスワードで暗号化されていたが、FBIが復号に成功して流出した機密情報を確認したという。ただし、Open Crypto Audit Project(Is TrueCrypt Audited Yet