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  • スーダン情勢に関する観察(3)及びチャドの混乱 - カワセミの世界情勢ブログ

    また派手な事態になっている。スーダン政府がチャドの反政府勢力を煽って現政府を転覆させようとし、これに当面失敗、チャドのデビ大統領は怒り狂って国際社会がダルフールをどうにかしないことにはチャド領内の難民は全て叩き返すなどと言い出した。フランスはデビ大統領を支持し、自国民保護のためにチャドに派兵して戦闘機も飛び回っている状況だ。戦闘自体はまだかもしれないが。そして安保理もさすがに動き出し、6月にダルフールへの代表団派遣が決まったらしい。 関連エントリは以前にも挙げているので必要に応じて参照して欲しい。この件、国内報道は皆無に近いが国際的な関心は高いだろう。手軽に見ることが出来るものとしては、Washinton Postがかなり関連記事を載せており参考になる。まず直近の状況としてはこんな具合だ。(参照1)もう少し内容を補足してあるものとしてはこれもいい。(参照2)この記事ではデビ大統領の不正が挙

    スーダン情勢に関する観察(3)及びチャドの混乱 - カワセミの世界情勢ブログ
    summercontrail
    summercontrail 2006/04/15
    "フランスはデビ大統領を支持し、自国民保護のためにチャドに派兵して戦闘機も飛び回っている状況だ。戦闘自体はまだかもしれないが。そして安保理もさすがに動き出し、6月にダルフールへの代表団派遣が決まったらし
  • スーダン情勢に関する観察(2)及び関連の雑記など - カワセミの世界情勢ブログ

    ダルフール危機によるチャドへの難民流入は以前から問題になっていた。最近はスーダン民兵組織のジャンジャウィードが一部越境して、両国間にまたがる問題となりつつあるようだ。極東ブログさんの方で関連エントリを挙げておられるのでそちらも参照されたい。なおBBCの報道するところによると、チャド政府は公式に非難しているようだ。(参照) いつもの事だが、馴染みの薄い国なので外務省サイトからチャドの基データをリンクしておく。(参照2)昨年の外相来日時のものも面白い。(参照3)世界の最貧国であることは間違いないし、動乱の歴史が続いたが、この10数年くらいは現実主義的な外交で実績を挙げているようだ。もちろん判断基準を上げ過ぎてはいけないが。そして目を引くのは、この国は台湾と国交を結んでいることだ。もちろんそれだけが混乱の原因ではないだろうが、中国から一定の働きかけはあったと思ってよいだろう。 またその種の議論

    スーダン情勢に関する観察(2)及び関連の雑記など - カワセミの世界情勢ブログ
    summercontrail
    summercontrail 2006/03/07
    チャドは台湾と国交を結んでいる/"中長期的には民間軍事会社の下請け的なアプローチがアフリカ地域では現実解かも""ただ今回は話の上がってきているNATO関与の類がまだしも現実的"
  • スーダン情勢に関する観察(1) - カワセミの世界情勢ブログ

    この方面ではちと不勉強で情報通というわけでもないのだが、スーダンに関しては話題があれば軽くでも取り上げたいと思う。私が取り上げたからどうなるというものでもないが、ダルフールなど当に放置されている感が強く、忸怩たるものがある。一応外務省のスーダン概況も見て置いて欲しい。(参照) 今回、米国の国務副長官ゼーリック氏と、スーダンの第一副首相サリバ・キール氏の会見が報じられている。(参照2)ちなみに"CPA"とは1月に締結された包括的和平合意の意である。キール氏はスーダン南部を地盤とする反政府組織SPLAの事実上のトップで、対外的にはスーダンの第一副首相の肩書きであるが実際は反政府勢力の指導者ということだ。そして米国はこのSPLAを継続的に支援してきた。前任のガラン中佐はカリスマがあったようだが、今年7月にヘリの墜落で事故死している。後任のキール氏はまだ未知数といったところだろうか。ガラン中佐は

    スーダン情勢に関する観察(1) - カワセミの世界情勢ブログ
    summercontrail
    summercontrail 2005/11/21
    "今回、米国の国務副長官ゼーリック氏と、スーダンの第一副首相サリバ・キール氏の会見が報じられている"他
  • 文明の伝播について考える - カワセミの世界情勢ブログ

    やじゅんさんがなかなか力の入ったエントリを書かれている。大筋で私も同意である。ちょっと触発されたので、大変迂遠ではあるが欧州の植民地支配などを含めて古い歴史から語らせていただこうと思う。 ピュリッツアー賞に輝いた、ジャレド・ダイアモンド氏の「銃・病原菌・鉄」という名著がある。人類の歴史を科学的な側面から考察した書で、特に前歴史時代を扱った上巻は完璧でありご一読をお薦めしたい。(プロフィールページのリンク)様々な優れた記述があるが、エントリの論に繋がるものとして、以下の部分を取り上げる。 ・一万三千年前、最後の氷河期の終了時点、全地球上に広がっていた人類が 同時に歴史のスタートラインを切った ・人類が有効と考えた穀物・家畜は極めて少ない種類に限られている ・その特定の少ない種類がその場所に存在しているかどうかで大きな影響があった ・結果として、自然環境の影響で社会の発展速度が異なった この

    文明の伝播について考える - カワセミの世界情勢ブログ
    summercontrail
    summercontrail 2005/04/09
    あまり一般的でない認識かもしれないが面白い。関連話題についてかつて論陣張ったが……
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