ブックマーク / newsweekjapan.jp (10)

  • ブッシュ流、第2の人生の探し方

    「エピソード自体が面白い。『やっぱりおバカなブッシュ』『大統領にさえならなければお茶目で気さくなオジサンで終わり、害もなかったのに…』と、ちょっと笑えてほっこりする記事」(誌・中村美鈴) 「残された置き土産に苦しむ後任者とは大違いで、悠々自適な隠居生活を送る前大統領の様子を読むと、もはや「残念」を通り越して笑えてくる。ブッシュ嫌いの人でも楽しめる一作」(誌・小暮聡子) 「退任後のブッシュの、のんきと言えばのんき、哀れと言えば哀れな日々。奇妙なトホホ感の後に、ブッシュを選んだアメリカの因果、アメリカに選ばれたブッシュの因果をしっとりと感じさせる」(誌・竹田圭吾) 歴史的な不支持率でホワイトハウスを去ったジョージ・W・ブッシュが、地元テキサスで送る「癒やしの日々」と気になる今後 経済学の授業中、携帯電話に着信があった。テキサス州ダラス在住の大学生パトリック・ビブ(19)は画面に目を落とす

  • オバマ大統領にノーベル平和賞

    「核兵器のない世界」構想や国際協調への取り組みなどの理由で、大統領就任1年目ながら異例の受賞が決まった アルフレド・ノーベルには、作家のマーク・トウェイン、アーネスト・ヘミングウェイと奇妙な共通点がある。その共通点とは、新聞で自分の死亡記事を読むという経験を味わったことだ。 新聞に間違って掲載された死亡記事の中で、当時の大量破壊兵器だったダイナマイトの実用化を推し進めた人物という経歴が極めて強調されていたことに意気消沈したのだろう。ノーベルは自分が当に世を去るときに載る死亡記事をもっと好意的なものにしたいと願い、自分の遺産で国際平和に関する賞を設けることにした。 このノーベル平和賞の創設のきっかけが「時期尚早」な死亡記事だったとすれば、アメリカ大統領に就任してまだ1年もたっていないバラク・オバマ米大統領が09年のノーベル平和賞受賞者に選ばれたことも「時期尚早」以外の何ものでもない(これで

  • 遺体写真をめぐるアメリカ政府の偽善

    まずは、2カ月もブログを更新しなかったことを謝りたい。言い訳をいすると、この間、私はハーバード大学でジャーナリストを対象としたニーマン・フェロー・プログラムに参加するため、家族をアメリカに呼び寄せていた。子供を新しい学校に入学させるなど、新しい生活を始めることにかかりっきりになっていた。 今回はAP通信のカメラマンが撮影した、瀕死の米海兵隊員の写真をめぐってアメリカで加熱している議論について考えてみたい。多くの新聞が掲載を拒み、アメリカ政府が公表を止めようとしたのが下の写真だ。見てわかるように、写真には致命傷を負った直後の海兵隊員が仲間に囲まれる姿が写っている。 AP通信「Death of a Marine: A photographer's journal」14枚目 AP通信は、この写真を配信すべきかどうか社内で議論したため、撮影から配信まで数週間かかった。配信という最終的な判断は正しか

    summercontrail
    summercontrail 2009/11/09
    "瀕死の海兵隊員の写真を掲載した新聞はごく一部だった。だが掲載しなかったこれらの新聞も、外国の兵士や子供、市民の遺体写真は簡単に掲載""こんなダブルスタンダードや偽善は許されるものではない"
  • 写真の修整は規制するべきか

    9月28日のニューヨーク・タイムズ紙によると、広告や雑誌に掲載する女性の写真をデジタル処理で修整した場合には、注意書きを義務づけるという法案が9月15日にフランス国民議会下院に提出された。 これはいいニュースに違いない。モデル写真の修整が規制されれば、ファッション誌が「こうあるべき」という理想像を女性たちに押し付け、それに合わせて服を買わせたり、体型を変えさせるようなことがなくなる。 と思ったが、当にそうだろうか。ひょっとして、人々は広告写真が操作されることを望んでいるのかもしれない。写真が修整されていることなんて何十年も前から知っていて、今さら何の影響も受けないのかもしれない。実際のところ、人々は広告写真の影響をどれくらい受けているのだろう? もしかしたら、修整していない写真に「修整していません」と注意書きを付ける方が賢い戦略かもしれない。人々は注意書きに気を付けるようになり、それが明

    summercontrail
    summercontrail 2009/11/09
    "もしかしたら、修整していない写真に「修整していません」と注意書きを付ける方が賢い戦略かもしれない"
  • トゥイッターのアホさは最強だ

    コメディアンのデーン・クックは、ミニブログ・サービスのトゥイッターにひっきりなしに「つぶやき」を投稿することにより、着々と知名度がアップし、ファンを増やしていると思っているようだ。 トゥイッターでクックの「つぶやき」を読むために登録しているユーザーは、こんなメッセージを絶え間なく読まされる。 「未来はこっちに向かって思いっ切り開いている。男好きの女の下半身と同じだ」 「今日、聖書の中をくりぬいた。その後で、中にもっと小さな聖書をしまった」 いやはや。これでは、1日に何度も自分の才能の乏しさを宣伝しているに等しい。けれど、そのトホホぶりを観察することには、意地の悪い楽しさがある。悪趣味なのは承知の上だが、面白過ぎてやめられない。 私は気付いた。ひょっとすると、インターネットが生み出した数々のばかげたもののなかで、最も成功を収めるのはトゥイッターかもしれない、と。 トゥイッターの強みはその「く

  • 独占!爆笑ノーベル委員会の舞台裏

    やっちゃった! ノルウェー・ノーベル委員会のトルビョルン・ヤーグラン委員長(10月9日、オスロ) Scanpix Norway-Reuters バラク・オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞について、ブログをアップするのに数時間かかってしまった。なぜか。笑いが止まらなかったからだ。 まじめな話、私が笑っているのはオバマではない。すでに凋落著しいこの賞を一段とチープにした、ノルウェーのノーベル賞委員会のアホ委員たちだ。この決定が下された審議を想像してみよう。 委員長 おい、みんな! もう午前2時だが今日中に受賞者を決めなくちゃいけない。どうするかね。またジミー・カーター(元米大統領)にやるわけにはいかないし......彼には以前、行き詰まったときに急場しのぎであげてしまったからな。今回しくじったら、グラミー賞より信頼性が落ちてしまうぞ! A委員 (明らかに酔っ払っている) おう、それなら(アメリ

    summercontrail
    summercontrail 2009/10/16
    "半分まじめな話、今年はU2のボノが受賞するべきだった。"
  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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  • 集団セックス殺人のふざけた裁判

    心証最悪 ノックスは嘘をつくし、家族は殺人現場の前で写真撮影とやりたい放題(5月8日の公判に出廷したノックス) Daniele La Monaca-Reuters 殺人事件の裁判には守っておいたほうがいいルールがある。検察官と裁判官を敵に回さないこと。関係者はきちんとした服装で傍聴すること。被告の家族は殺害現場で写真撮影をしないこと。 イタリア中部ペルージャで07年に起きた集団セックス殺人事件の公判が7月17日に再開する。イギリス人ルームメイトを殺害したとされる容疑者の1人でシアトル出身のアメリカ人留学生アマンダ・ノックス(22)には、殺人事件の公判に臨むための基的なルールが分かっていないようだ。 7月9日に獄中で誕生日を迎えたノックス。彼女を支えるためにペルージャを訪れた母親のエッダ・メラスと2人の妹ディアナ(20)とアシュリー(14)は、イタリアの女性誌『Gente』の特集に登場。陰

  • 集団セックス殺人の「冤罪」PR

    ノックスの冤罪説に疑義を唱えると支援団体にたたかれる(6月13日、イタリアで の裁判に出席するノックス) Daniele la Monaca-Reuters 最近の欧米メディアが大きく報じているのが、アメリカ人留学生アマンダ・ノックス(21)の裁判だ。ノックスは07年にイタリアのペルージャで起きたイギリス人女性殺害事件の被告の1人。だが公判が続くなか、欧州とアメリカでは異なる反応が広がっている。 アメリカでは「ノックスは冤罪の被害者だ」という見方が主流になっている。そうした「世論」の形成に寄与しているのが危機管理などを専門とする広報のプロ、デービッド・マリオット。ノックスの無罪を主張する強力なPR活動を展開している。 おかげでいくつもの支援団体が生まれ、冤罪説に少しでも疑義を唱える者がいれば、すぐさま攻撃の対象にされる。 一方、イタリアでは判決がどうであれ、正当な理由があるからノックスは裁

    summercontrail
    summercontrail 2009/10/05
    "「世論」の形成に寄与しているのが危機管理などを専門とする広報のプロ""ノックスの無罪を主張する強力なPR活動""おかげでいくつもの支援団体が""冤罪説に少しでも疑義を唱える者がいれば、すぐさま攻撃の対象"
  • アメリカの医療保険制度は最高だ!

    病気になったら? カリフォルニア州ベニスで健康診断を受ける無保険のドナジ・クルスちゃん(3歳、09年6月) Lucy Nicholson-Reuters 申し訳ないが、私はアメリカの医療保険制度は現状のままでいいと思っている。私は医療保険に加入しているし、4700万人の無保険者のことなど知ったことじゃない。誰かがバラク・オバマ大統領と議会を止めるべきだ。医療改革法案を葬れ! 私は今のままのほうがトクなのだ。 「医療の公営化」に反対する手紙を大統領に出し、「私のメディケア(高齢者医療保険制度)に手を出すな」と書いた女性に私は賛成だ。メディケアが公的医療制度であることはともかく、そうこなくては! 私が連邦議員たちと同じ高水準の保障を得ていい道理などあるだろうか。法案に反対していた民主党の保守派議員などは「ブルー・ドッグ(青い犬)」と言われるだけあって顔色が悪く、たくさんの医療サービスを必要とす

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