■雑誌はツイッターの話題にもあがらない ―まずは出版された経緯から教えてください 仲俣 大阪などで発行されている京阪神エルマガジン社の「Meets Regional」という雑誌と同社のサイトでの連載をまとめたのがこの一冊です。僕自身、フリーの編集者やライターとしてとしてたくさんの雑誌に関わってきましたが、自分で雑誌を買うことが少なくなってしまっていました。書いているのに、受け手側として魅力を感じなくなってきていることに危機感を感じていましたし、雑誌に長く関わってきた身としては「雑誌は死んだ」と無責任なことを言うことができなかった。だから、まずは今まで読んでこなかったようなメジャーな雑誌にも目を通し、本当に雑誌に力がなくなったのかどうなのか再検討してみようと思ったんです。 ―電子メディアの影響力が強まり、雑誌を取り巻く現状は厳しさを増しています 仲俣 ツイッターでは書籍のことは話題になっても
![ローカルからメディアの未来を考える 「再起動せよと雑誌はいう」の著者・仲俣暁生さんに聞く](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e6a9700ced772a71ba1c499f611a3ea582752e50/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.keizai.biz%2Fshimokita_keizai%2Fcolumn%2F1323827514%2F1323829002.jpg)