枝野幸男官房長官は29日午前の記者会見で、福島第一原子力発電所の敷地内で採取した土壌からプルトニウムが検出されたことについて、高濃度の汚染水と合わせて「燃料棒が一定程度溶融したことを裏付けている」と述べ、原子炉の核燃料が損傷して漏れ出しているとの認識を示しました。 プルトニウム検出「燃料棒溶融裏付けている」枝野長官 2011年3月29日11時34分 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103290146.html 枝野氏は「大変深刻な事態だ。周辺への影響をいかに収束させるかに全力を挙げている」と表明しましたが、これは確かに深刻な事態であり、敷地内の土壌から毒性の強い放射性物質プルトニウムが検出された事実は、「放射性物質が漏れないようにする(原発に)あるべき五重の壁が破れたことを示す。憂うべき事態だ」(原子力安全・保安院の西山英彦審議官)、つまり