今日の横須賀は朝から雲ひとつない快晴でした。 さて、昨日のエントリーのつづきをもう一度。 では「本物の戦略の本」とはどのようなものかと言えば、これはとにかく「勝ち方」よりも「考え方」を書いているものが多い。 その典型が、何度も言うようにクラウゼヴィッツの『戦争論』なわけですが、この本はたしかに様々な欠点(不明瞭、矛盾、長すぎる等)がありながらも、戦略の「考え方」を教えてくれているという意味では群を抜けてすごい本なわけです。 しかしそのすごさというのは、なかなかわかってもらえません。その決定的な理由を理解するための一つのわかりやすい例は、私はライオン(というかあらゆる捕食動物の)の「狩りの教育」なのかなと思っております。 まずライオンというのは、子供ができると最初は自分たちがとってきたエサを与えるだけです。 ところが子供がある程度育ってくると、今度は子供を狩りに参加させたり、最後は自分たちだ
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