みなさんは、毎晩よい睡眠をとれているでしょうか? 睡眠についての研究が進み科学的根拠(エビデンス)が積み重ねられて、睡眠の常識は大きく変化しました。先日まとめられた国の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」をもとに、睡眠の新常識をお伝えします。 国が行った調査によると、「睡眠による休養を十分にとれていない人の割合」は21.7%、およそ5人に1人にのぼります。しかも9年前の調査と比べて、3ポイントも悪化していました。 この状況をなんとかしようと、およそ10年ぶりに改訂されるのが、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」。健康のためには睡眠をどうすべきか、専門家たちの意見を元に推奨する内容をまとめたものです。 ◆必要な睡眠時間は世代によって違う 今回の睡眠ガイドの最大のポイントは、「必要な睡眠時間は世代で違う」ことを明確に示したことです。子ども・大人・高齢者の3つに分けています。
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