患者に広がる不安 徳洲会・市立病院、保険指定取り消しへ 高負担 通院できない/ほかに行ける所ない 2008年02月14日(木) ツイート 病気腎移植に絡み、厚生労働省などが宇和島徳洲会病院の保険医療機関の指定取り消し方針を固め、市立宇和島病院へも同様処分が濃厚となる中で、両病院の外来患者や市民からは十三日、「どうなるのか」「ほかに行ける病院がない」と不安と困惑が広がった。 市立宇和島病院は南予最大の二十一診療科、五百五十九床を備える宇和島圏域の拠点病院。春に出産予定の宇和島市の女性(37)は「出産時期と取り消しが重なったらどうしよう。高齢出産なので総合病院でないと…」と不安がる。夫(85)の診察に付き添ってきた同市の女性(77)は「年金生活者に負担増は困る。病院に行けず、死んでしまう人も出るのではないか」と表情を曇らせた。 同病院への寛大な措置を求め十二万四千人超の署名を集めた市連合自治会