【資料1】『日本国語大辞典 第2版』(小学館 2002)の「領」の項(13巻p927)には、「(「領」は衣服の襟の意、あて字として「両」も用いられた)装束・鎧などのひとそろいの数をかぞえるのに用いる。くだり。」とあります。 【資料2】『絵で見る「もの」の数え方』(町田健監修 主婦の友社 2005) 「鎧」の項(p91)に数え方「一領」(いちりょう)、説明に「「領」はうなじ・首・襟を意味し、一揃いの衣類を数えるのに用いられます。鎧も装束とみなし「一領」と数えます。「一領」(ひとくだり)とも数えます。」とあります。 【資料3】『数え方の日本史 歴史文化ライブラリー』(三保忠夫著 吉川弘文館 2006) 「衣服類の数え方」の「装束を数える」に「領(くだり)・領(りょう)」の項(p17-118)があり、「一揃いの衣服や鎧・具足を対象とするが、『貞丈雑記』には「領はゑりとよむ字也。ゑりの付(つき)た