●ブルース・フィンク『後期ラカン入門』が届いたので、パラパラみていた。それで何となく思いついたのだけど、ラカン特有の、話をわざわざ分かりづらくするために出しているとしか思えないような変な記号(マテーム)は、キャラとして考えるとけっこう分かりやすくなるのではないか。 たとえば「四つのディスクール」の話に出てくる「S₁」、「S₂」、「a」、「S(正しくは「S」が射線「/」によって消されている)」を四人の人物として考えてみる。「S₁」を、家父長制的な、暴君のような父として、「S₂」を、律儀で真面目で合理主義者だけど退屈な人として、「a」を、ミステリアスな美女/美男として、「S」を、公には存在していないことにされている、非理性的で分裂した狂人として考えて、それぞれのディスクールは、これらのキャラがどのように関係する場面になっているのかで決まる、と考えると、かなり分かりやすくなる気がする。 (四つの
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