一 ばけものの起源 妖怪(えうくわい)の研究(けんきう)と云(い)つても、別(べつ)に專門(せんもん)に調(しら)べた譯(わけ)でもなく、又(また)さういふ專門(せんもん)があるや否(いな)やをも知(し)らぬ。兎(と)に角(かく)私(わたし)はばけものといふものは非常(ひぜう)に面白(おもしろ)いものだと思(おも)つて居(ゐ)るので、之(これ)に關(くわん)するほんの漠然(ばくぜん)たる感想(かんさう)を、聊(いさゝ)か茲(こゝ)に述(の)ぶるに過(す)ぎない。 私(わたし)のばけものに關(くわん)する考(かんが)へは、世間(せけん)の所謂(いはゆる)化物(ばけもの)とは餘程(よほど)範圍(はんゐ)を異(こと)にしてゐる。先(ま)づばけものとはどういふものであるかといふに、元來(ぐわんらい)宗教的信念(しうけうてきしんねん)又(また)は迷信(めいしん)から作(つく)り出(だ)されたものであ
ばりばり はじめに、私は先日ひどく怖い夢をみました。それで誰かに聞いてもらいたく ここに書き込むことに決めたのですが、テンプレの過去ログ倉庫を拝見させてもらったところ、 その中にある「猿夢」という話と大変似通った内容であることに気づきました。 それを読んで私自信かなり驚き、似たような話を書くことに若干ためらいもありましたが、 決してパクリや創作ではないので読んでみてください。 私は学校にいた。中学校だ。もう随分前に卒業した。 これが夢だとすぐに気づいたのはあまりにも校内がしーんと静まりかえっていたからだ。 何より今の自分に中学校に来る用事などない。 少々不気味ではあったが、緑色の廊下や歩くとミシミシいう教室は懐かしかった。 しばらくぶらついていると、廊下の隅にあるトイレが目に付いた。 「はは、懐かし」 中学時代の私は胃腸が弱く、授業中にトイレに駆け込むこともしばしばあった。 だから、変な言
怪談の王道は、やはり話それ自体で怖がらせなくてはいけない。聞いたら呪われる、といった、話の外に恐怖があるものや、その話が存在するこの世界というものの恐ろしい現実を背景に借りてくる話は、やはり怪談話としては邪道だと思う。(怖ければ何でも良い、という考え方を否定するわけではないが) そういう点で、オカルト板No.1の怪談として選ばれているのが次の話と言えよう↓。 「猿夢」 正確には、この話は、今現在、「死ぬ程洒落にならない話投票所」では2位なのだが、1位の話は「邪道」な怖い話(現実世界の恐怖を語った話)なので、怪談としては、こちらをNo.1と呼んで差し支えないだろう。 で、例によって、こんな変なリンク先をクリックしたくない(ここも十分変なサイトだがw)という方のためにあらすじを紹介する。ただ、この話は、どちらかと言うと、凝ったストーリー展開で怖がらせる話ではなく、文章がうまい、という評価をもら
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