昨年の東北大震災で福島の原発がやられてしまったのは、つくづく残念なことだった。もし、あの施設が多少とも損害を蒙ったとしても、根幹さえやられなければCO2対策のためにも、日本の技術輸出のためにも、大いにプラスになったろうに。と書きながら、例えばCO2などは、地球環境にどの程度の影響があるのか、まだまだ疑問が多いし、放射能の件で考えれば、本当にそこまで怯えなければならないものかと思う。 新聞などは、中立の立場みたいな顔をしながら、一方的に反原発の姿勢が一目瞭然だし、県庁や市役所に少人数で詰め掛ける「市民団体」があたかも全国民を代表しているような報道は、ちょっとどうかと思う。地球温暖化で何がいけないのか、宮沢賢治は、東北地方の冷害を見るに付け(そりゃ、娘がたくさん売られていくのを見れば誰もがそう思う)、CO2が増えて暖かくなれば、と思ったと言う。原発事故の後、とんとCO2の話が聞こえなくなったの