──インディークリエイターの才能や役割を考えると、クリエイティブの時間を企画書の作成に費やしてしまうのはもったいないですからね。「ゲーム企画 BOOT CAMP!!」の連載は個人クリエイターに寄り添って、すごく丁寧な対応をされているなと思いました。 小島氏: vol.1のときは「こういう「型」で応募してください」っていう、一般的なゲーム企画書の型をオススメしていました。「この型に合わせてもらえれば、とりあえずゲームの企画書としては完成しますよ」と。でも、実際に応募資料を見たときに「この人は何がやりたいんだろう」とか、「このゲームってどういうゲームなんだろう」と感じるものがいくつかあったんです。 なぜそう感じたのかを分析したら、堀切が大事にしている「コンセプト」が足りないことに気づいたんですね。「このゲームはこういったコンセプトで作られていて、そのコンセプトを実現するために、こういうシステム