3年前の巨大地震では火災が相次ぎ、このうち海の上で広がった火災は津波で流出した重油が原因とされています。 重油は引火する危険性が比較的低いとされるため、これまでなぜ燃え広がったのか、そのメカニズムは分かっていませんでしたが、専門家の実験で、風があれば重油そのものに引火し、燃え広がる危険性があることが分かってきました。 3年前の巨大地震では、津波が原因で出火や延焼をした「津波火災」がおよそ160件発生し、宮城県気仙沼市ではタンクから海に流出した重油に火がつき、内陸まで延焼する大規模な火災となりました。 しかし、重油は石油製品の中でも引火する危険性が比較的低いとされる油で、特に海の上では薄く拡散するため、なぜ燃え広がったのか、そのメカニズムは分かっていませんでした。 このため、独立行政法人建築研究所などの研究グループは、2.5メートル四方の鉄の水槽を使って水の上に重油が流出した状態を作り、がれ
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