──結婚式から半年後、妻は僕に何の相談もなく仕事を辞めた。「結婚しても働く」という約束を破って専業主婦になったのに、家事もろくにしない。僕が夜も仕事で家にいないのをいいことに、友人と遊びに出かける毎日だったようだ。度重なる口論。そして、ついに妻は家を出て行った。 4カ月後、裁判所から連絡がきた。別居した妻が、毎月の生活費を請求しているという。慌てて弁護士に相談したら、自分の年収からすると、なんと毎月18万円を妻に支払う義務があるらしい。そんなバカな。一緒に住んでもいない、しかも働かない妻を、どうして僕が養わなければならないのか。 しかし、弁護士は表情を変えることなく、こう言い放った。 「結婚って、そういう契約ですから」── 結婚は、毎月分配型の債券? このエピソードは、作り話。でも完全なフィクションではない。現実に起こりうるケースだ。 人生のイベントとして、結婚が大きな節目になることは間違
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