天才と紙一重というか、何か1つのことにものすごい集中力を発揮できる人をぼくは尊敬するので、松岡の医学に対する姿勢は憧れますね。そして、恋愛に対してはとても不器用なところも好きです。 たとえば、梅子といっしょに見た恋愛映画をきっかけに、わざわざ遠くの映画館まで『カサブランカ』を見に行ったり、恋愛に関する小説や資料を集めてみたりする。脚本を読みながらぼくは「こんなヤツはいないだろう、ばかだなあ」と思うんですけど、でも同じ男として好きだなと思ってしまう。 とてもかたよっていてヘンなとこがいっぱいあるけど愛すべき点もたくさんあるので、ぼくはすごく好きな人間ですね。女性が見てどう思うかは分からないですけど(笑)。 松岡はとても面倒くさい男ですが、ぼくはそんな彼と作品のなかでいっしょに生きていきたいと思っています。 ぼくの持論ですけど、ドラマの中でクスっとおもしろいシーンは、演じる方は真剣にやら