ある一定の制約条件の下で、関数の最大値(あるいは最小値)を求めたいとき、 「ラグランジュの未定乗数法」という便利な計算方法があります。 たとえば、決まった燃費の下で一番速い車を作れとか、 決まった資本を割り当てて利潤が最大になる方法を探せとか、 実際問題としてもかなり役立つ計算方法です。 さて、ある関数の最大値(あるいは最小値)を求めるには、微分して0になる点を探すという方法が定番です。 微分して0になる点というのは、「山のてっぺんか、谷の底」に相当するからです。 しかし、そこに何らかの制約条件が加わったら、どうでしょうか。 例えば Wikipediaを見ると >> wikipedia:ラグランジュの未定乗数法 関数: f(P1,P2,P3・・・,Pn) = - Σ Pk log2 Pk が最大となる点を、 制約条件: g(P1,P2,P3・・・,Pn) = Σ Pk - 1 が 0 とな