ワシントン(CNN) 米軍率いる有志連合の数カ月にわたる空爆にもかかわらず、いまだに地上勢力が衰えないイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」。次はインターネットの闇を武器として用いる新たな段階に入り、米国防総省が対応を迫られている。 米テキサス州ガーランドで起きた事件は、こうした展開を裏付けるものだ。ISISに共鳴して銃撃事件を起こしたエルトン・シンプソン容疑者は、短文投稿サイトのツイッターで事前に犯行を宣言していた。 警察や米軍も一連の動向に注目する。国家安全保障局(NSA)局長で国防総省のサイバー軍司令官を兼務するマイケル・ロジャーズ氏は、「過激派集団がインターネットをどのようにとらえているかを常に見極めようとしている。勧誘や自分たちの理念を喧伝する手段という見方にとどまらず、システム自体を潜在的な武器とみなすようになれば懸念は増大する」と語る。 国防総省はこの理由か