昨夕、米軍のえらい人にお会いする機会があった。大将である。前々からの約束であったが、時が時だけに、こんな絶好のチャンスはまたとないと思った。 その詳細は、次号の『正論』で紹介するとして、きょうは、会見の場所について若干ふれてみたい。 指定されたのは、港区のホテルであった。はじめて聞く名前のホテルである。 FAXで地図が送られてきた。周辺に大きな国の大使館があって、何度か行った大通りに面したホテルだが、いままでまったく気がつかなかった。 当日は、免許証か、パスポートをもってきてほしい、といわれた。アメリカに住んだことはないが、あの国では、免許証は必需品のようだ。クルマ社会だから、というだけではなく、免許証が身分証明書でもあるからだ。 看板はあったが、ホテルとは書いてなかった。警備の人がいて、出入りをチェックしていた。民間のホテルは、いくらなんでも、ここまではやらない。 この