皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【150】バットを振りました。 干支の動物にちなんだ文学作品を読みながら、バットを振っています。 今日は7つ目の馬です。 青空文庫より、出だしだけ。 『天下一の馬』 豊島与志雄 ある田舎の山里に、甚兵衛という馬方がいました。至ってのんき者で、お金がある間はぶらぶら遊んでいまして、お金がなくなると働きます。仕事というのは、山から出る材木を、五里ばかり先の町へ運ぶのです。ぷーんと新しい木の香りがする丸や四角の材木を、丈夫な荷馬車に積み上げ、首のまわりに鈴をつけた黒馬にひかして、しゃんしゃんぱっかぱっか……と、朝早くから五里の街道を出かけて、夕方までには家へ帰って来ます。その馬がまた甚兵衛の自慢でした。 10行に要約して、1行5回繰り返し【言って振り】ました。 ある山里の馬方、甚兵衛、 お金がある間はぶらぶら遊び、 お金がないと働く。 仕事は、山から材木を町