皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【170】バットを振りました。 干支の動物にちなんだ 文学を読んで、 バットを振って来ました。 今日は「猪」で このシリーズラストです。 父、佐次兵衛さんと、 子、京内(きょうない)くんとの、 やり取りです。 青空文庫より。出だしだけ。 『熊と猪』沖野岩三郎。 紀州の山奥に、佐次兵衛といふ炭焼がありました。五十の時、かみさんに死なれたので、たつた一人子の京内きやうないを伴つれて、山の奥の奥に行つて、毎日々々木を伐きつて、それを炭に焼いてゐました。或日の事京内は此んな事を言ひ出したのです。 「お父さん、俺おれアもう此んな山奥に居るのは嫌いやだ。今日から里へ帰る。」 《後略》 次の桃色の字12行を【言いながら、バットを振り】ました。 1行5回ずつ繰り返し。 佐次兵衛は50でかみさんを亡くす。 毎日子供の京内と山奥で木を伐る。 ある日京内は里へ帰ると言い出す
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