ブックマーク / aristotles200.hatenablog.com (5)

  • 自由律俳句 11月 第1章 - 四端録

    1)森の中、金木犀の香りにて、 ここで一句、 老いて今、昔を包み、 行く幾とせも、香り咲く。 2)朝のウオーキング、推定角度45度の朝日をみて、ここで一句、 眩しさと、秋の紅、深呼吸、 道ゆく人の、顔も輝く。 3)秋の梅園、 ここで一句、 木漏れ日と、梅の木々、 冬支度を終えた、枝と幹、 風に揺られて、春まで眠れ。 4)体重計を前に、 ここで一句、 歩いても、歩いても、 太り続ける我が身体、つまむお腹は片手に余る、 なら走ろう、走ってみれば、 膝と腰、 キリリと痛みびっこ引く、 いいだろう、 ナイスなデブも悪くない、 何がナイスか、そこが困った。 5)ガチャガチャを前に、 ここで一句、 幼子の喜ぶ声、 バイキンマン! うわーっ! 目を細めるお父さん、 あった、あった、我が子にも、 今や、スマホにパソコン、プレステ5、 財布に厳しく未購入、 迫るサンタと真っ赤な家計簿。 6)森の中、 ここで

    自由律俳句 11月 第1章 - 四端録
    suoaei
    suoaei 2021/11/07
  • 周易繋辞伝 二 - 四端録

    書き下し文) 聖人は卦を設けて象を観、 辞を繋けて吉凶を明らかにす。 剛柔相推して変化を生ず。 この故に吉凶とは失得の象なり。 悔吝とは憂虞の象なり。 変化とは進退の象なり。 剛柔とは昼夜の象なり。 六爻の動きは、三極の道なり。 この故に君子の居りて安んずるところのものは、易の序なり。 楽しんで玩ぶところのものは、 爻の辞なり。 この故に君子は居ればその象を観てその辞を玩び、 動けばその変を観てその占を玩ぶ。 ここをあって天よりこれを祐け、 吉にして利ろしからざるなし。 意訳) 聖人は卦を設け、その形象の示す意義を観察し、 その結果を辞に述べて吉凶の道理を明らかにした。 設けられた卦中の剛爻と柔爻は、互いに推み変化を生ずる。 つまり易にいう吉凶とは、事の得失の象徴である。 悔吝とは、 (侮とは凶に居ながら後悔憂慮して吉に赴くこと、吝とは吉に居ながら逸楽猶予して凶に陥ること) 事後に生ずべき

    周易繋辞伝 二 - 四端録
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    suoaei 2021/11/05
  • 周易繋辞伝 一 - 四端録

    書き下し文) 天は尊く地は卑くして、乾坤定まる。 卑高もって陳なりて、貴賤位す。 動静常ありて、剛柔断る。 方は類をもって聚つまり、物は群をやって分れて、吉凶生ず。天に在りては象を成し、地に在 りては形を成して、変化見わる。 この故に剛柔相い磨し、八卦相いうごかす。 これを鼓するに雷霆をもってし、これを潤すに風雨をもってし、日月運行して、一とたびは寒く、一とたびは暑し。 乾道は男を成し、坤道は女を成す。 乾は大始を知どり、坤は成物を作す。 乾は易をあって知どり、坤は簡をもって能くす。易なれば知り易く、簡なれば従い易し。 知り易ければ親しみあり、続い易ければ功あり。親しみあれば久しかるべく、功あれば大なるべし。 久しかるべきは賢人の徳、大なるべきは賢人の業なり。 易簡にして天下の理得たり。 天下の理得て位をその中に成す。 意訳) 繋辞伝とは、易経を説明した十翼(書)のひとつとされる。 繋辞と

    周易繋辞伝 一 - 四端録
    suoaei
    suoaei 2021/11/04
  • 中庸 第二章第四節 - 四端録

    書き下し文) 子路、強を問う。 子日わく、 「南方の強か、北方の強か、抑いは而 (汝)の強か。 寛柔以て教え、無道にも報いざるは、南方の強なり。 君子これに居る。 金革を敷物とし、死して厭わざるは、北方の強なり。 而の強者これに居る。 故に君子は和して流れず、強なるかな矯たり。 中立して偏らず、強なるかな矯たり。 国に道あるときは塞を変ぜず、強なるかな矯たり。 国に道なきときも死に至るまで変ぜず、強なるかな矯たり」と。 子日わく、 「隠れたるを索め怪しきを行なうは、後世にかぶること有らんも、吾れはこれを為さず。 君子は道に遵いて行なう。 半塗にして廃するも、吾れは已むこと能わず。 君子は中庸に依る。 世を逃れて知られざるも悔いざるは、唯だ聖者のみこれを能くす」と。 意訳) 子路、強さを問う。 孔子はいわれた、 南方の強さ、北方の強さ、あるいは汝(子路)の思う強さか。 南方の強さとは、心広く

    中庸 第二章第四節 - 四端録
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    suoaei 2021/10/31
  • 周易上経 乾ニ - 四端録

    書き下し文) 象に曰く、 大いなるかを乾元、万物資りて始む。すなわち天を統ぶ。 雲行き雨施し、品物形を流く。 大いに終始を明らかにし、六位時に成る。 時に六竜に乗り、もって天を御す。 乾道変化して、おのおの性命を正しくし、大和を保合するは、すなわち利貞なり。 庶物に首出して、万国ことごとく寧し。 意訳) 象伝(卦辞の注釈)にいう、 「元亭利貞」、つまり乾の元・亭・利・貞の徳とはなんと偉大なことであろうか。 世の中のあらゆる物は、乾の元としての営みをもって始まる。 つまり、天の道の全てを統べるのが、乾の元である。 この乾の元の気は、雲となり、流れ通り、雨となって世界に降りそそぎ、あらゆる物の形を備える。 これが乾の享徳、すなわち、あらゆる物に流れ通るはたらきのことである。 こうして乾卦において、天道の始終が明らかに示され、それぞれの時に応じた六爻の位が定められた。 故に聖人は時節に適うと、六

    周易上経 乾ニ - 四端録
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    suoaei 2021/10/21
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