世界でいちばん古い木のお話 とても神秘的で非凡なイチョウの木のお話です。 読み聞かせ目安 高学年 15分 あらすじ 2億7000万年前。地球に生命が生まれたばかりのころ、イチョウの祖先も生まれました。 地球上の生物は、ゆっくり何千年もかけて、進化していきます。 2億3000万年前には、恐竜も現れましたが、隕石の落下、火山爆発、氷河期など、続く大異変で恐竜は絶滅。その他の多くの動植物も消えましたが、イチョウは残りました。 やがて人類が登場。 夏には柔らかい緑色。秋には金色に輝くイチョウ「ギンキョウ ビロバ」に、人々は夢中になります。 その実を食べたり、葉を煎じて飲んだり、薬を作ったり。 驚くほど長い寿命を持つイチョウの力を、中国や韓国、日本の人々は、古くから活用してきました。治療だけでなく、寺社を守ったり。その木陰では、たくさんの物語も生まれてきました。 1690年。日本にやってきたオラ