DellがEMCを約670億ドル相当の現金と株式で買収することで合意したと発表した。これは、これまでで最大規模のレバレッジドバイアウト(LBO)となる。両社の合併は戦略的には理にかなっているが、難点もある。両社はハイブリッドクラウド市場において、パブリッククラウドに関して語るべきストーリーを持ち合わせていないのだ。 EMCは戦略上の選択肢を検討してきており、同社が株式の大半を所有しているVMwareによる逆吸収合併から、VMwareの完全子会社化まで、あらゆる道を模索してきた。発表によると、VMwareは今後も株式公開企業として独立して運営される。 買収の動機は明白だ。 両社は規模を拡大し、データセンター関連のほぼすべての分野で事業を展開できるようになる。 DellはVMwareとEMCの持つ力を得ることで、真のソフトウェア資産を手にできるようになる。 EMCは「VNX」というストレージも
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