Windows 10の次期大型アップデートで現在プレビュー版が提供されている19H1(来年4月にリリース予定)では、コンソールが改良された。具体的には、文字色と背景色で「デフォルトカラー」をサポートした。そのほかにカーソルの形状や色の指定などが可能になっている。ここでは、この文字色と背景色について考えてみる。 Windowsコンソールの表示色は IBM PC当初のハードウェアの制限を受け続けていた そもそもWindowsのコンソールは、Win32アプリケーション(デスクトップアプリケーション)がコンソールAPIを使って出力などをするように作られたもの。コンソールは、文字や背景の色を16個のカラーコードで指定する。つまり全部で16色しか利用できない。 WindowsアプリケーションはグラフィックスでRGB各8bitのフルカラーを使えるというのに、コンソールの中の文字や背景の色はたった16色し
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