(ベースボール・マガジン社・順に400円、380円) 蹴球(サッカー)ほど乱暴で不精なスポーツがあるだろうか。考えてもご覧なさい。手を使わず、足で蹴(け)るだけのスポーツなんて! その対極に野球はある。「週刊ベースボール」は昭和二十一年の創刊だ。 出色のコラムがある。豊田泰光の「オレが許さん!」。四月十二日号で何と827回。スタルヒンの球をホームランした唯一の生き残り(失礼)。四月五日号では「横浜」を鞭(むち)打ち、十二日号では「日ハム」梨田をコテンパン(同感)。うなったのは、西鉄時代、二塁の仰木と遊撃の豊田がグラブトス、バックトスの練習のために左手のキャッチボールを繰り返したという話。つい先日、「福岡」の川崎宗則の見事なグラブ・バックトスをみたから余計感慨深かった。(登)
◇34年ぶり株価最高値を考える(下) 「株価は日本経済に対する期待の表れと認識しているが、株価と実体経済との大きな乖離(かいり)があり、ぬか喜びはできない。実体経済を向上させて乖離を埋めなければ、株価維持は到底難しい」 日経平均株価が約34年ぶりに最高値を更新した2024年2月22日、経済同友会の
雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。サッカー・日本代表への注目が集まる中、「Jドリーム」「中澤佑二物語」などを描いた塀内夏子(へいうち・なつこ)さんのサッカーマンガ「コラソン -サッカー魂-」の連載が、1日に発売された「ヤングマガジン」(講談社)13号で始まった。 20XX年、日本代表はアジア最終予選グループリーグ4位に転落した。「サッカー連盟」は、旧東独出身の名将ヘルマン・ヴィースラー(72)に代表監督就任を打診する。ヴィースラーは「全権委任」を条件に引き受け、致命的な得点力不足を解消するため、FW・戌井凌駕(いぬい・りょうが)を代表に加えようとする。彼は、南米のどのリーグでも得点王に輝いてきたが、相手選手への報復行為もいとわない「狂犬」と呼ばれる札付きの男だった……というストーリー。 ◇担当編集者からのメッセージ 「そんなFWが見たかったんです!」 「Jドリーム」「
サッカー・Jリーグの鬼武健二チェアマンが3日、経営難のため、リーグの公式試合安定開催基金から6億円の融資を受けているJ2大分の練習場と球団事務所を視察に訪れた。1時間ほど滞在し選手やクラブ運営会社の社員らを激励した。 大分は少なくとも3年をかけて債務超過を解消する計画で、それまでは昇格圏内でもJ1復帰はできない。鬼武チェアマンは、選手に対しては「精いっぱいのことをやれば結果が出てくる」、クラブのスタッフらには「頑張ってくれ」と伝えたという。クラブ内の印象についてチェアマンは「みんな表情が明るかった」と話し、士気が落ちていなかったことにいくらか安堵(あんど)した表情も見せた。 一方で、シーズンチケットの売り上げが2月1日現在で6247枚と、目標の半分以下にとどまっていることについて「ここからが正念場。社長以下頑張ってほしい」と奮起を促した。【倉岡一樹】
◇1試合平均、3季ぶり減少 Jリーグが集客に苦戦している。今季は試合数の増加で、総入場者数が過去最多の962万3584人を記録したが、1試合平均はJ1、J2とも3季ぶりに減少に転じた。Jリーグでは2010年シーズンの総入場者数1100万人到達を目標に「イレブンミリオンプロジェクト」を掲げているものの、来季はJ2で試合数が大幅に減ることもあり、目標達成には黄信号がともっている。【江連能弘】 ◇依然「浦和頼み」 09年はJ2に栃木、富山、岡山が加わり、J2リーグ戦が144試合増えた。ナビスコ杯の方式変更などによる試合減はあったが、合計では08年より141試合増加し、総入場者数を約49万人押し上げる要因となった。 だが、1試合平均はJ1リーグ戦、J2リーグ戦、ナビスコ杯、アジア・チャンピオンズリーグとも軒並み減少。特にJ2は前年比で746人減と大幅に落ち込んだ。試合数の増加が日程面を圧迫。客足の
◇意識改革進める ニューウェーブ北九州(NW)は05年、初のプロ監督に千疋美徳(せんびきよしのり)さん(元サガン鳥栖監督、現NWコーチ)を招き、5カ年計画も作って「10年にJ昇格」を目標に掲げた。それだけに原憲一ゼネラルマネジャーは「歯がゆかった。選手をプロ化しないと上がれない」と感じていた。 入団テストは発足翌年の02年に始めていた。「だんだん質の良い選手が来るようになった」と原さん。しかし、生計の道はアルバイト。チームがスポンサー企業の仕事をあっせんした。ゼンリンの地図調査員▽三菱化学黒崎工場での勤務▽井筒屋のベルボーイや販売員▽中学校の臨時生徒指導教員--などを時給制で務め、夜だけグラウンドに集まる日々だった。 プロ選手獲得にあたって首脳陣は「プレーだけでなく、プロとして手本になる人を」と考えた。最重視されたのはリーダーシップ。千疋さんは人脈を使って一人一人の人柄を調べ「たくさんリス
◇いったんは更新を断念 日産自動車は25日、来年2月に契約が切れる日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の命名権(ネーミングライツ)の公募に応募したことを明らかにした。 横浜市によると24日までの公募に名乗りを上げたのは「1社だけ」で、市は日産の応募条件を審査委員会で審査し、契約するかどうか決める。日産の広報担当者は「名称が地域になじんできており、定着させたい」と契約更新に前向きな姿勢だ。 同スタジアムの命名権契約は年約5億円足りない維持管理費を捻(ねん)出する目的。03年の初公募では「約5億円」の条件に日産が手を挙げ、04年10月に約4億7000万円で契約を結んだ。 だが「厳しい経営環境」を理由に8月、同条件での契約更新を断念。市は9月から「約3億円」で公募したが応募がなく、10月から今月24日まで半額の約1億5000万円で再公募していた。全国の約240社に対してダイレクトメールや電子メー
「誤審もサッカーのうち」と寛大に考えるべきか、それとも「最新技術を導入して誤審を防ぐべき」なのか。世界中のサッカーファンの間でホットな論争が巻き起こっている。 ことの発端は来年のサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の出場権がかかった18日の欧州地区プレーオフ、フランス-アイルランド戦。延長前半13分、フランスは主将のアンリ選手のアシストで決勝点を奪い、W杯切符をつかんだ。 ところが、この決勝点の場面で、アンリ選手は左手でボールを止めている反則シーンがテレビの映像でくっきりと映し出されていた。アンリ選手本人も試合後、ボールを手で触ったことを認めており、アイルランド協会は国際サッカー連盟(FIFA)とフランス協会に対し、再試合を要請した。 しかし、FIFAは「ルールは審判の決定が最終的なものと明記している」として却下。フランス協会もFIFAの見解をもとに再試合を拒んだ。アイルランド協
◇原因の飲食店特定へ 水戸市のケーズデンキスタジアム水戸で8日に行われたサッカーJ2・ベガルタ仙台対水戸ホーリーホック戦を応援したサポーターらが、下痢や吐き気などの症状を訴えていることが11日分かった。水戸保健所は食中毒の可能性があるとして、調査に乗り出した。 水戸保健所によると、8日はスタジアムの周辺に6業者12店舗の飲食店が出店。水戸保健所には11日までに、スタジアムで観戦後に食中毒のような症状が出たとの電話やメールが数件寄せられた。保健所は原因となる食品を特定するために聞き取り調査などを行っており、食中毒と断定される場合は「出店の見合わせも視野に入れる」としている。 同スタジアムで観戦した仙台市青葉区の男性会社員(25)によると、スタジアム敷地内の出店でピラフとサンドイッチを食べ、8日夜から激しい下痢や腹痛に襲われたという。保健所の調べでは、業者は約110食のピラフのうち約8割をベガ
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