いきなりこんな写真でスミマセン。このワイルドな料理は、「アリゲーターガーの丸焼き」。アリゲーターガーは「顔はワニ、味はトリ」という、北米および中米原産の魚である。いかにも異国情緒漂わせまくりのこの魚が、じつは今、東京や横浜の川にもバッチリ生息している。 本書はタイトルどおり、こうした外来魚を料理して食べたレシピ集……といっても、著者自らが外来魚を求めて日本各地に出没し、ときには体をはって巨大魚と格闘し、捕獲するところから始まる。 著者の胃袋におさまったのは、外来生物の代表格・ブラックバスやブルーギルなどの魚をはじめ、カミツキガメや、アフリカマイマイという巨大カタツムリなどなど。 著者と、沖縄で捕獲した体重34キロのワニガメ(これは食べずに専門施設に引き渡し)。人の指くらい軽く食いちぎれる危険生物が、日本ですでに野生化している。 このような異国の生物がウヨウヨしているため、多摩川などは「タマ