先日ある技術者とビールを飲みながら、興味深い話を聞いた。某有名SIerで働く彼はなじみの顧客から、ある開発案件に対して別のベンダーから提示された見積額が妥当かどうかを検証してほしい、と相談されたという。 さっそく彼は客先でシステムの仕様をヒアリングしてから、XEAD Modelerでざっとモデリングしてみたそうだ。というのも彼は、職場の仲間とXEAD(現X-TEA)の勉強会をしばらく前からやっていたからだ。それで、モデルがいい感じでまとまったし小振りなシステムだったので、モデルをXEAD Editorにインポートしてたちまち実装してしまった。その後に客先に出向いて「どう考えてもそれほどはかかりません。私たちならその半額でも請けますね」と説明したという。 なにしろ実際にシステムを動かしながらの説明だったので、効果は絶大である。ただし今回は案件獲得のためではなく、セカンドオピニオンの提供のため
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